2014.5.1 砂型(木型)鋳物
お客様から砂型での試作依頼をいただいたので
今日は朝から会社から徒歩2分の
砂型鋳物工場に行きました
工程は
まず、製品と同じ形状に加工した木型を
マスにセットして砂を詰め込みます
そして木型をそーーと外します
次に上型と下型を合わせて
湯口と上がりをつくり
湯口から重力を使って溶湯を流し込みます
【解説】穴が2つあります。
1つの穴から溶湯を注湯します
アルミが製品の形をした空洞に充填した後
上がりと呼ばれる2つ目の穴から溶湯が出てきたら
〔いっちょあがり〕です
お昼からはアルミを溶かした後、
流し込み作業をすると聞き
夕方、再び見学に伺いました
ここが腕の見せ所です
そして砂を崩したら
アルミ鋳物が出てきて
完成です
砂の中から出てくるさまは何かの農作物のようですが
立派なアルミ鋳物です
腕のいい職人さんが小気味よく鋳造してました
この工法は金型が不要なので安価に小ロット生産が可能です
鋳物なのに強度も良くで
ダイカストの工法とは対極を為す作り方です
モノづくりはおもしろいです
いい経験をさせて頂きました
ありがとうございます