2012.5.30 放電加工
ダイカストの金型の作り方に
『直彫り(じかぼり)』と『放電加工』があります。
『直彫り』はマシニング機に材料を載せて、プログラムで削っていきます。
実際は材料の硬度や応力そして刃物が届かない等の問題が発生します。
そんな時は『放電加工』の工法を使用します。
3D CADプログラムで銅を製品形状に削りだします。
実際成形時には金型から鋳出された製品は縮むので、
5/1000%ほど大きく銅を製品形状に削りだします。
それが電極と呼ばれるものです。
そして放電機でその電極を使って金型材料にスパークさせて
材料(主にSKD61)を2/100㎜ずつ溶かしていきます。
溶接後の部分修理にもこの放電加工が多用されます。
そのようにしてとても精度の高いダイカスト金型が生み出されます。