2012.9.14 ほっと安心×もっと活力=きっと安心
昨年のベストオブマガジンKASANO大賞を受賞した『永遠のゼロ』の作者
百田尚樹さんがまたまたやってくれました。
海賊とよばれた男の主人公は出光興産の創業者です。
『ひとりの馘首もならん』の一言から物語は始まります。
そこには主人公の人間尊重の哲学があり、何度も何度も感動しました。
また石油とそれぞれの国の思惑、歴史的背景がよくわかり勉強になります。
特に日本がなぜ戦争に突入していったのかが克明に描かれてあります。
永遠のゼロと同じく日本人の誇りが隠れた題材となってます。
久蔵さんがちらっと登場するのも作者のお遊び以上の何かを感じます。
もっとも印象に残った言葉
『私は人間を信頼するという考え方を広めていくことこそ、
日本人の世界的使命だと思う』
間違いなしに名書です。絶対に買って損はない一冊です。
おススメ度120%です。