『100年続く企業』
今日は5日。給料袋のメッセージを書きました。
今期55期もあと1か月となりました。
企業は利益を出さなければ継続していくことはできませんが、
利益を出すために仕事しているのではありません。
幸せになるためです。
その辺のことを今期の振り返りと今後のビジョンを踏まえて書きました。
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社員の皆さん、ご家族の皆さんへ
いつも社業への貢献いただきありがとうございます。
55期もあと1か月を切りました。
世界的な好景気に恵まれ、アベノミクス効果も重ねり、
自動車業界や農機具業界の好調に引っ張られる形で
お客様からの受注や引き合いが一年を通して増加しました
ただ経済は好況の後には必ず不況が来ます。
〔備えあれば憂いなし〕備えなければなりません。
4月1日の初めてリッチモンドホテル東大阪で行った
経営計画発表会から始まったこの一年でした。
山下さんは見事な司会で大役を務めてくれました。
情熱ある気持ちと好奇心旺盛な行動は東陽精工の期待の星です。
6月12日は西村さんの入社です。
クールでシャイな人ですが内に秘める気持ちの強さと伸びしろは
会社一だと評価しています。
8月7日は加工課長となった中原さんの
一歩目の目標であった長田新工場が立ち上がります。
立上げメンバーの田中さんと角屋さんとの3人の頑張りで
11月にはMQ220万円の黒字化を達成。
6月には○○製作所様向けに機械を1台導入する予定をしており、
規模・内容ともにより良いものを目指しています。
8月16日には有村さんが入社。
いつも陽気で前向きな性格は会社全体を明るくしています。
また経理にとてもクレバーでいろいろな改善を提案できる頼りになる人です。
5月から運用開始の販売管理システム導入に向けて準備を進めてくれています。
経営的には8月・9月は
1号機の不調・2号機の油漏れ・3号機溶解炉ケーブル断線と
ダイカストでの生産不調と修理費用が重なり
大きな赤字の月となってしまいました。
10月2日新規設備350トンー1号機が稼働。
12月には溶解炉の入れ替え。
ダイカスト課の生産シフトを変則交代勤務制に変更して反撃体制が整いました。
1Gリーダーの津田さん、2Gリーダーの中野さん、3Gリーダーの下川さんは
それぞれにリーダーシップを発揮してより
生産性の高い職場つくりを目指して奮闘してくれています。
中でも3Gの面々は休憩中も機械を止めない工夫をしており
高い生産性を実現しています。
10月10日政家さん入社。毎日元気に昼勤で頑張っています。
12月は真面目で頑張り屋の藤本さんと
前向きで優しさあふれる人柄の倉重さんが入社。
2人とも一生懸命になって業務をこなして仕事を覚えています。
1月は加工工場に生産事務所が完成し体制が整いました。
2月は東陽精工で初となるタイ人のガラムパコンさんが入社。
3Gに配属されました。
今期多くの人が入社していただきました。
何百万社ある中でご縁があって当社を選んでいただいて働いている社員の皆様が
幸せな人生を送ることが社長の役目です。
そのためには『将来に渡って安定した経営』を続けなければなりません。
【100年企業】を目指さなければなりません。
ザックリとした数字ですが、世の中の会社は10年間で8割・9割が消えます。
次の10年間でそのまた8割・9割が消えます。
だから100年続く企業は極めて少ないのです。
しかし働く者からすれば企業は継続して栄えなければならない。
だから100年続く企業にする。
会社が100期を迎える時私は88歳。
健康に留意すれば見届けることが出来る。
そのためにタバコも止めました。
生活に気をつけて早起き・健康運動もやっています。
経営の学びも加速させています。
白井先生のマネジメントフォーラムへの参加。
丸山先生には経営の基本を経営チームで学んでいます。
佐藤先生にはランチェスター弱者必勝の法則を学んで
営業戦略を強化して他社との差別化を図ります。
青木先生には質問型営業を学び接近戦には絶対負けないお役立ち営業を日々実践します。
松岡会長には社員の皆さんが幸せになる経営を学んでいます。
石橋先生には会計の基本を教えて頂いています。
学んだことを持ち帰り、試行錯誤は今も続いていますが、
少しずつですが毎年、増収増益を果たせるようになりました。
社員の皆様とその家族の皆様が『将来に渡って安心して働ける会社』を目指して
100年続く経営を実現させていきたいと思います
会社では社長として社員を勝たせること。
それによって会社も勝つこと。
これを目指しています。
その意味で痛切に反省するのは今期も3名いましたが、
不本意にも早期に退職していった社員のことです。
社長としても、退職した彼らも『負け・負け』だったのです。
社員の皆さんが自身の能力を開花させ、この会社で働くことに喜びを覚え、
経済的にも人間的にも満足を感じてもらえること。
それがゴールであり、そんな会社が100年続くと思うのです。
そういう意味ではこれからまだまだやることがたくさんあります。
来期も頑張ります。
いつも社業への貢献いただきありがとうございます
『全従業員の幸せと笑顔を実現する』人生を懸けて精一杯努めます
2018年3月5日 東陽精工株式会社 代表取締役 笠野晃一